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稲村堂作業日誌

科学雑誌を読む日々。

『意識をめぐる冒険』のための地図 [007]

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●『意識をめぐる冒険』のための地図 [007]
【中学生・高校生のみなさんへのブックガイド】
『意識をめぐる冒険』(岩波書店2014)の第2章では、著者である意識研究者クリストフ・コッホ氏の少年時代から研究者になるまでのプライベートな事実が述べられています。序文に書かれた、〈この本は一般的な科学書とは言えない。告白の書でもあり、自叙伝でもある。〉というのはそういう意味です。
 科学者がいかにして科学者となったか? という話はなかなか興味深いところがあります。今回紹介したいのは、『キュリアス・マインド』(幻冬舎2008)という本です。副題に「ぼくらが科学者になったわけ」とあるように、さまざまな分野の27人の現役の科学者が、それぞれの子ども時代から研究者になるまでの経緯をつづっています。書名の『キュリアス・マインド』(Curious Minds)は「好奇心の強い人たち」というような意味になるでしょうか。偶然というか、『意識をめぐる冒険』で言及された何人かもこの本で紹介されています。チクセントミハイ(p.041)、カーツワイル(p.193)、デネット(p.251)といった人たちです。興味があったら読んでみるといいと思います。