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稲村堂作業日誌

科学雑誌を読む日々。

『意識をめぐる冒険』のための地図 [009]

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●『意識をめぐる冒険』のための地図 [009]
『意識をめぐる冒険』(岩波書店2014)の第2章には、以下のような文章が出てきます:
電気的活動は、ニューロン樹状突起や細胞体の表面に集まっている「イオンチャネル」という、これまた精密な装置を使って、「全か無か」のデジタルな電気パルスへと変換される。
 「イオンチャネル」という言葉に注目してみます。イオンチャネルとは、平たく言うと「イオンを通す穴」のようなものと考えるとよいと思います。イオンの例としては、カリウムイオン(K+)、ナトリウムイオン(Na+)、カルシウムイオン(Ca2+)や塩化物イオン(クロライド・イオンとも、Cl-)などがあります。こうしたイオンの通り道が「イオンチャネル」で、細胞(ニューロンに限らない)の表面に、膜を貫通するように埋め込まれている、という構図です。ひとむかし前は「イオンチャンネル」というような表記も見かけたように記憶してますが、最近は「イオンチャネル」と書くのがメジャーなようです。ちなみに、イオンチャネルを作っているのは(=イオンチャネルの部品は)タンパク質です。