稲村堂作業日誌

科学雑誌を読む日々。

科学雑誌を読む

雑誌 『科学』(岩波書店)2003年10月号を書棚より引き抜いてくる。
特集は、「科学と言語」。 収録記事は以下のとおり:

 

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巻頭言 科学者とことば|木下是雄
討論 科学と日本語|養老孟司入來篤史・戎崎俊一・可知直毅・鳥海光弘・和達三樹
日本語改造論―論理的表現に耐える日本語を目指して|戎崎俊一
科学を語る言語―日本語と他言語からの考察|西江雅之
科学研究の道具としての日本語|小嶋稔
科学における日本語と英語―翻訳という視点から|若林ジュディー
科学のことばの禁欲主義|吉田夏彦
漢文で数学はできるか|小松彦三郎
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「日本語改造論」という記事では、日本語に関係代名詞を導入する提案がなされる。
〈新しい日本語の用法〉を発明しようという、言語学分野の研究者(あるいは詩人)は今日どこに存在するのか気になってくる。探してみる。